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範囲指定のムダを省く その4

 2007年11月20日 - EXCELのハナシ 投稿者 白取です

今回はツボにはまれば便利な[Shift] + [Ctrl] +[*]について書きたいと思います。(*はアスタリスクで、[け]の刻印があるキーです。テンキー側の*キーでは使えません)

[Shift] + [Ctrl] +[*]は、「アクティブ セル領域 (アクティブ セルを含み、空白の行と列で囲まれているデータ領域) を選択する。」と、Excelのヘルプで表現されています。ヘルプなのに更にヘルプが必要な難しい表現ですね。

語弊を恐れず噛み砕いた表現にしてみると、「EXCELが勝手に表っぽい範囲を選択する。」という感じでしょうか。イメージ的にはそんな感じだと思います。

という事で、この「EXCELが勝手に表っぽい範囲を選択する」という部分を解説していきたいと思います。


まずは基本から。
B7のセルがアクティブな状態で、[Shift] + [Ctrl] +[*]を押してみます。

img071120-01.png


A3~D9までの範囲が選択されます。EXCELがこの範囲は、表っぽいって事で勝手に範囲を選択してくれます。

img071120-02.png

この例では、B7がアクティブセルの状態で解説していますが、A3~D9のどこがアクティブセルでも同様の結果になります。



では、EXCELがどうやって「表っぽい」という判定をしているか・・・という部分について、検証を進めて行きます。

C列は3行目のみ、8行目はB列だけ値がある状態で、B7をアクティブセルにし[Shift] + [Ctrl] +[*]を押してみます。

img071120-05.png

これも、A3~D9までの範囲が選択されます。問題なく表の範囲が選択できています。


同様に、B7のセルがアクティブな状態で、[Shift] + [Ctrl] +[*]を押してみます。ただし今度は8行目が空白になっています。

img071120-03.png


この場合、7行目までしか範囲が選択してくれません。

img071120-04.png


E列、2行目、8行目が空白なので、EXCELはアクティブセル領域(空白の行と列で囲まれているデータ領域)をA3~D7と判断している訳です。


img071120-07.png

もう少し分かりやすいように色をつけてみました。
黄色部分の内側が「空白の行と列で囲まれている」という状態になります。空白の行と列で囲まれている部分をEXCELが表っぽいと判断する訳です。

イメージが掴めたでしょうか。
ちなみに、まわり全てが空白のセルで[Shift] + [Ctrl] +[*]を押しても何の変化もありません。


空白に囲まれなければいけないという事は、下図のようにA2に値を入力してしまうと、2行目は空白では無くなってしまう訳ですから、B7をアクティブセルにし[Shift] + [Ctrl] +[*]を押すと、A1~D9まで範囲が選択されてしまいます。

img071120-06.png


こうなると、うまくありませんね。


[Shift] + [Ctrl] +[*]をうまく使うには、

・選択したい表の範囲を、空白で囲むように作る
・表に値が入力されている状態で行う

がポイントになります。

[Shift] + [Ctrl] + [End]と似たような事が、更に手軽にできる感じがしますが、決定的に違うのが始点を調整できないという点です。範囲の終点は、[Shift]を押しながら[方向キー]で調整可能ですが、始点を指定する事ができません。

また、ひとつの画面におさまりきらない大きな範囲を選択する場合、選択された範囲の始点と終点が目視で確認できないのが不便で、より柔軟に対応できる[Shift] + [Ctrl] + [End]の方を好んで使用しています。


ピボットテーブルやデータ並べ替えなどでも自動で範囲選択されますが、それらも同様のロジックで範囲が選択されます。うまくできない時に対応できるよう、きっちり理解しておきたい部分ですね。

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範囲指定のムダを省く その3

 2007年11月07日 - EXCELのハナシ 投稿者 白取です

人の作ったExcelシートで [Shift] + [Ctrl] + [End] を押すと、とんでもない範囲が選択されてしまう事があります。

そんなシートを編集する機会に出くわした時、四苦八苦して作ったのだろうなぁ・・・と思いつつ、まず私が行う事がシートの最適化です。
シートの最適化といっても、 そのような機能がメニューに有るわけではありません。基本的には上書き保存時にExcelが自動で行っています。



【例1】
下図の場合、データが入力されている範囲の右下隅はF12になります。これは前回解説した通りですので、説明を省略します。

img071107-01.png


【例2】
では、F9の「ああああ」というデータをDeleteキーで消した場合はどうなるかと言うと、結果は変わらずデータが入力されている範囲の右下隅はF12になります。

img071107-02.png


想像の範囲で述べますが、F9の値は消したものの、「編集した」という情報が残っている・・・。そんな感じだと思います。


【例3】
例2で上書き保存した後に範囲指定した場合です。この場合、D12が入力されている範囲の右下隅となります。

img071107-03.png

これも想像の範囲ですが、F9に編集した痕跡があったが、値が何も無いので編集したという痕跡消しているのでしょう。(Excelが上書き保存時に自動的に行います。)

このように、保存時にExcelが自動的に最適化しています。したがって、[Shift] + [Ctrl] + [End] を使った範囲の指定は保存後に行うというのが、ポイントの一つになります。



しかし、これだけでは、まだまだ何も無い範囲まで指定されてしまうかも知れません。
行や列の挿入、削除を繰り返し、作るのに苦労したシートほど、 [Shift] + [Ctrl] + [End]を押した時に、とんでもない範囲が指定される傾向にあるようです。(具体的にどうゆう場合という検証はしていませんが・・・)

Excelが自動で最適化できない「編集した」という情報が、そこかしこに残ってしまうのでしょうか。

このような場合、どうしたら良いかと言うと、実に単純なのですが余計な列や行を削除して上書き保存すればOKです。私の場合、列全体、行全体を指定して一気に削除してしまいます。

冒頭で述べたシートの最適化するというのは、シート全体を見て余計な行列を削除し保存するという事になります。


範囲指定しやすいようにシートを最適化するというのは、少し言い方を変えると、範囲指定しやすいよう整理整頓する。という事です。「データが入力されている範囲の右下隅=選択したい範囲」になるように、シートの中を整理整頓する事が大切だと思います。

整理整頓。仕事の基本ですよね。どんな仕事も基本はそう変わるものでは無いと思います。


次回は、[Shift] + [Ctrl] + [End]以外の選択範囲を拡張する方法について触れたいと思います。この範囲指定シリーズは書くのがツライのですが、書こうと思っているコトがまだあるのでもう少し続きます・・・。

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